【BLOG】南北境界線(DMZ)ツアー 第3トンネルを見学してきました

未だ戦争が終わっていない、その事実を肌で感じることのできる非武装地帯「DMZ」を見学してきました。。通常、一般の人が立ち入ることの出来ない緊迫した軍事境界線を目の当たりにしてあらためて平和と自由の意味について考えさせられました。ツアーはソウルから漢江沿いの道を行き、記念碑や京義線の鉄道、「自由の橋」が見学できる臨津閣(イムジンガク)公園を訪れます。その後、地下73メートルにある第三トンネルを通って都羅(トラ)展望台へ。天気が良い時には北朝鮮の都市を眺めることができます。最後に南北を結ぶ鉄道路線の駅、都羅山(トラサン)駅を訪問。緊迫した空気を感じながら、歴史や生きるという意味を考えてみてはどうでしょうか。

 

非武装地帯 DMZ

「DeMilitarized Zone」の略です。1953年7月27日、休戦協定により設定された軍事分界線 が今の休戦線、非武装地帯(DMZ)です。軍事分界線は、西側の礼成江(エソンガン)と漢江(ハンガン)の河口である喬棟島(キョドンド)から、開城(ケソン)の南側にある板門店、中部の鉄原(チョルウォン)・金化(クムファ)、東海岸にある高成(コソン)の明湖里(ミョンホリ)に至る長さ248キロ(155マイル)で韓半島(朝鮮半島)を横切っています。軍事分界線から南と北にそれぞれ2キロずつ区切った約6千4百万坪という広大な区域が非武装地帯とされています。毎週月曜日、及び韓国の祝日はツアーが開催されません。

第3トンネル

第3トンネルは北朝鮮が韓国侵攻のために秘密裏に掘り進めていたトンネルです。現在確認されているトンネルは第1トンネルから第4トンネルまで4つあります。この第3トンネルは脱北者の証言により韓国が発見したもので1時間以内に3万人もの武装兵力を通過できるほどの規模だそうです。現在、第3トンネルはツアーとして一般の外国人観光客に公開され、トンネル内にはトロッコに乗り込んで内部へ降りていきます。

  • ■ 第3トンネルに入場の際は、徒歩での入場で5分ほど急な坂を歩きます。服装は自由ですが、トンネル内は足元が危ないため、動きやすい服装で。
  • ■ 観光スケジュールは軍の管理下にあり、板門店の突然の事情によるツアーキャンセルの場合があるそうです。
  • ■ 第3トンネル内での撮影は不可です。またドラ展望台では一部の撮影制限がございます。
  • ■ 一般的なコンパクトカメラや一眼レフカメラは持込可能ですが、プロ仕様の専門的な一眼レフ機材は持ち込み、撮影において制限があります。
  • ■ パスポートは必ず持参です。パスポートがない場合は参加不可となります。
  • ■ 天候不良または非武装地帯内で発生する軍事的な理由で事前通知無しに入場不可の場合があるそうです。

皆さまも一度は体験されてみてはいかがでしょうか?